弘南鉄道と水間鉄道は3日、両社が保有する元東京急行電鉄7000系車両をテーマとしたコラボレーション企画を始めると発表した。
元東急7000系車両の企画は、弘南鉄道と水間鉄道が同じ7000系車両を保有することをきっかけとしたもの。「PROJECT 7000」として、両社車両のラインカラーの交換、ロゴマークの使用、記念入場券セットの発売などを行う。両社7000系車両のラインカラーの交換は、弘南鉄道大鰐線で水間鉄道7000系登場時を再現したデザインの車両を、水間鉄道水間線で弘南鉄道カラーの7000系をそれぞれ運転する企画。第1弾として、大鰐線で水間鉄道7000系デザイン車両の運転を2017年5月初旬に始める。ロゴマークは、両社沿線のシンボル(岩木山、水間観音駅)と、7000系車両をデザインしたもの。記念入場券の券面デザインなどに使用する。
7000系車両は、東急電鉄が1962年に導入した国内初のオールステンレス車両。他社への譲渡は1988年に始まり、弘南鉄道には24両、水間鉄道には10両が譲渡された。弘南鉄道の同車両は、東急で運行していた当時に近い外観を保っているという。