東京急行電鉄は17日、田園都市線向けの新型車両2020系を導入すると発表した。
導入する2020系は、田園都市線向けの新型車両。10両編成3本を新造し、2018年春より順次導入する。外観は、コンセプトにあわせた色として、白を基調とした「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化していく色)を使用。先頭部は黒色を全面に使い、丸みを持たせた形状にする。内装は、沿線の風景をイメージしたカラーリングを採用。座席は背もたれを高くし、荷棚は荷物の積み下ろしがしやすい形状と高さに変える。液晶ディスプレイは、ドア上、連結部、座席上に配備。中間車では、1両あたり36台設けるとしている。車内設備としてはこのほか、車内防犯カメラや、同社初となる空気清浄機を設置。機器の状態監視を常に可能にする大容量情報管理装置の導入、車内の全照明、前照灯、尾灯のLED化なども行う。使用電力は、1975年導入の8500系と比較して半分に減らす。
田園都市線向けの新型車両の導入は、2002年の5000系以来。