京阪電気鉄道は30日、京阪特急8000系車両の6号車に導入する座席指定車両「プレミアムカー」について、運用開始日や利用料金を決定したと発表した。
プレミアムカーを組み入れた8000系車両の運転開始日は、2017年8月20日(日)。主に特急列車として運転し、上り下りとも6時台から22時台まで(平日は7時台から)走らせる。昼間時間帯は、1時間あたり最大で上下各4本を運行。同社では、京阪線の一部列車のダイヤも同日変更する。
プレミアムカーの座席数は40席。利用料金は、淀屋橋~樟葉間、枚方市~出町柳間などで400円、淀屋橋・京橋~中書島・出町柳間などで500円にする。乗車に必要な「プレミアムカー券」は、インターネット専用サイト、または、特急停車駅で購入できるようにする。
同社は今回、プレミアムカー組み入れの8000系車両による全車両座席指定の「ライナー」列車を設けることもあわせて発表した。同列車は淀屋橋駅行きで、平日朝のラッシュ時間帯に増発する形で設定。枚方市駅と樟葉駅をそれぞれ始発駅とする列車を各1本運転する。プレミアムカー(6号車)を除く各車両の乗車に必要な「ライナー券」は一律300円とし、プレミアムカー券同様の発売方法にする。ライナー列車の座席数は、6号車を除き、約400席。同8月21日(月)に運転を開始する。