国土交通省近畿運輸局は15日、WILLER TRAINSと丹後王国から申請のあった「貨客混載」による農産品輸送の事業計画について、2017年5月9日付けで認定したと発表した。
認定された貨客混載の事業計画は、WILLER TRAINSと、京丹後市にある道の駅を運営する丹後王国が共同で申請したもの。道の駅「丹後王国 食のみやこ」で販売する農産品の輸送経路の一部に鉄道を使い、鉄道輸送の有効活用、物流の効率化などを図る。鉄道輸送で使う区間は、WILLER TRAINSが運営する宮豊線の久美浜~峰山間。久美浜地区の登録農家が久美浜駅まで運んだ農産品を旅客列車に積み込む形で運送し、峰山駅で下ろした後は、丹後王国が引き取り、同社運営の道の駅まで運ぶ。WILLER TRAINSには、運送収入が入り、生産農家には、輸送の手間や時間が省けるなどのメリットがあるとしている。
今回の貨客混載の事業は、2017年5月9日付けで近畿運輸局が認定。同6月1日(木)に、事業を開始する。