南海電気鉄道と神戸電鉄は7月20日から、両社の沿線情報誌の交換を実施している。
相互に沿線からの旅客誘致をはかるため、南海が発行している「P+natts」を神鉄の主要駅に設置している。また、神鉄の「SUZURAN」を南海の主要駅に設置したり、南海が情報誌を送付しているオフィスへ一緒に配送する取り込みを実施している。
来年の3月20日には阪神なんば線の開業が予定されており、両社沿線のPRや神戸地区や大阪・ミナミ地区のそれぞれからの旅客誘致を目指す。
これまでも南海では、沿線情報誌「NATTS」を京阪電鉄などの他社の駅に設置しているほか、大阪モノレールや京阪の情報誌を南海の主要駅に置いている。また神鉄でも、阪急や阪神、山陽、ポートライナーなどの主要駅に「SUZURAN」を設置するなど、他社線内での配布や他社との沿線情報誌の交換を積極的に行っている。
(参考)
「P+natts」…南海が発行する20~30歳代の女性をターゲットにした月刊誌。タブロイド判の12ページに、京阪神のグルメ・ファッション・トラベル・エステなど女性に関心のある情報を掲載。発行部数は13万部(今年4月現在)。
「SUZURAN」…神鉄が年5回発行する一般向けの情報誌。A4版の12ページ内に、神鉄沿線を中心とした観光・イベント情報等を掲載。発行部数は8万部(今年4月現在)。