JR東日本は、2017年度の設備投資として、新潟地区への新型気動車の投入などを計画している。
JR東日本が4月に発表した設備投資計画によると、同社は2017年度の主な投資として、大規模地震対策やホームドア整備などの安全対策、E235系量産車の投入や駅設備整備などのサービス改善、「TRAIN SUITE 四季島」の運転開始、埼京線ATACSの整備や線路設備装置の研究、鉄道車両製造事業の拡大などを予定している。このほか、新潟地区に新型電気式気動車を投入する。
新潟地区に投入する新型の気動車は、JR東日本では新方式となる電気式の気動車。ディーゼルエンジンと発電機による電力により、モーターで走行する。運用区間は、羽越本線(新津~酒田間)、信越本線(新津~新潟間)、米坂線(米沢~坂町間)、磐越西線(会津若松~新津間)の各線。2017年度以降も、2019年度にかけて、新潟地区への投入を進める。また2020年度には、津軽線(青森~三厩間)、五能線(東能代~川部間)、奥羽本線(秋田~東能代間、弘前~青森間)の秋田地区にも投入する。新造車両数はあわせて、1両編成が19両、2両編成が22本44両で、合計63両となる予定。
JR東日本は、2017年度の設備整備に4550億円を投資し、旅客の満足度の向上、将来の成長のための設備投資を着実に進めるとしている。