JR西日本は31日、山陰本線に導入する新しい観光列車の列車名、デザイン、運転開始日などを決定したと発表した。
導入する観光列車は、元「みすゞ潮彩」のキハ47系2両を改造したもの。列車名は、「○○のはなし」(まるまるのはなし)に決定した。沿線の地域名のうち、「萩」の「は」、「長門」の「な」、「下関」の「し」をつないだうえで、本州最西端に息づく「はなし」をモチーフにしたという。外観は、各車両で異なるデザインとし、「西洋に憧れた日本(洋)」、「西洋が憧れる日本(和)」をそれぞれのコンセプトに設定。「洋と和をつないだ海」を2両にかけて描くとともに、夏みかんの花、ハマユウを車体各所に取り入れるデザインとした。設備面では、窓枠を大型化するほか、海側に向いた座席や販売カウンターを設置。さまざまな「はなし」を交わせる場として、イベントスペースも設ける。定員は、「洋」デザインが32人、「和」デザインが28人。
新しい観光列車の運転開始日は、2017年8月5日(土)。土曜・休日に、新下関~下関~長門市~東萩間、東萩~仙崎~長門市~下関~新下関間で、快速列車として運転する。