東京メトロは、2017年度の設備投資として、16000系の投入完了などを計画している。
東京メトロが3月に発表した設備投資計画によると、同社は2017年度の主な投資として、「安心の提供」「成長への挑戦」「経営基盤の強化」の3点をポイントとしている。「安心の提供」では、ホームドア整備や震災対策のほか、16000系や13000系の導入、銀座線のリニューアル、自動旅客案内装置の更新を継続する。このうち、16000系の導入と銀座線下町エリア(浅草~神田間)のリニューアルについては、2017年度中に完了する。「成長への挑戦」では、日比谷線虎ノ門新駅の整備推進のほか、不動産事業などの拡大、海外鉄道事業の新たな展開などを行う。「経営基盤の強化」では、総合研修訓練センターを活用した人材育成や、環境保全活動、社会貢献を行う。
東京メトロでは、これらの整備に過去最高規模の総額1530億円を投資し、2020年東京オリンピックも見据え、安心して利用できる地下鉄を目指すとしている。