鉄道コム

JR北、H100形電気式気動車「DECMO」を投入

2017年7月14日(金)17時51分

H100形(イメージ)
H100形(イメージ)

JR北海道は12日、電気式駆動システムを採用する一般形気動車として、H100形の投入を発表した。愛称は「DECMO」(デクモ)。

導入する新型一般形気動車の形式名称は、「H100形」。ディーゼルエンジンと発電機による電力を使い、モーターで走ることから、「Diesel Electric Car with Motors」の英語名称をあて、その頭文字などから、愛称を「DECMO(デクモ)」とする。同社としては初となる電気式駆動システムを採用した気動車で、JR東日本が新潟・秋田エリアで導入を予定している電気式気動車「GV-E400系」と基本的な仕様を合わせたうえ、北海道向けの車両として極寒対策等を施す。

車体はステンレス鋼製。外観は、ステンレス鋼体の色調をベースに、グリーンとホワイトのラインを入れ、先頭部は黒を基調色とし、警戒色としてイエローを加える。内装のカラーリングには、グリーンやブルーを用いる。座席は、ロングシートとクロスシートを配備。車いすに対応するスペースやトイレも設ける。案内表示を兼ねた液晶の運賃表示器の設置、LED照明の使用も行う。定員は、座席36人分を含め、99人。

同社では、2018年2月落成をめざし、H100形の量産先行車2両を製造。2019年3月にかけて走行試験等を行い、冬期を含む形で各種検証を実施する。H100形は、同社管内のローカル線区で主に運用しているキハ40形の置き換え用として投入する。

2017年7月14日(金)17時51分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。