JR西日本は17日、山陰エリアで新たな観光列車を運転すると発表した。
新たに運転する観光列車は、キハ47系2両を改造したもの。列車名は「あめつち」とする。これは、山陰地方を舞台にした神話が多く描かれる「古事記」の書き出しを由来としている。コンセプトは「ネイティブ・ジャパニーズ」で、山陰ならではの「古くて新しい日本」を発見する旅を演出する。車両外観は、山陰の空や海をイメージした紺碧色をベースに、車体下部には山陰の山々やたたら製鉄をイメージした銀色の帯模様を配するほか、車体全体をメタリックに仕上げ、神々しい雰囲気を表現する。車内では、鳥取や島根産の部材を使用とした内装を配するほか、山陰の山や海を表現したデザインとする。また、車内デザインは車両ごとに異なるものとする。
新しい観光列車は、2018年夏に開催される山陰デスティネーションキャンペーンにあわせて運転を開始する予定。JR西日本や鳥取県、島根県は、この列車の運転により、山陰地方の魅力を全国に向けて発信するとしている。