京王電鉄は30日、相模原線において適用している加算運賃を引き下げると発表した。
相模原線の加算運賃は、同線の新線建設にかかるコストに充てるため、京王多摩川~橋本間を含む区間の乗車時に、基本運賃に加えて適用されるもの。この加算運賃による建設事業費の回収が進んだため、同社は今回の引き下げに踏み切ることにした。
改定後の加算運賃は、普通運賃で最大20円、通勤定期券で最大750円、通学定期券で最大370円の引き下げが行われる。引き下げに伴い、新宿駅からのICカード利用時の普通運賃は、京王多摩センター駅までが現行339円から319円、橋本駅までが現行440円から420円となる。なお、相模原線の調布~京王多摩川間、およびその他の路線では、運賃の変更はない。
加算運賃の引き下げ実施は、2018年3月の予定。詳細な改定日時は、別途公表するとしている。