東京メトロと東京都交通局は14日、九段下駅での乗り換え改善策として、3路線共通の改札口を設置する工事を始めると発表した。
九段下駅で行う工事は、東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線の3線間の乗り換えを改善するのが趣旨。地下2階にある現行の東西線改札口2か所を移設し、「3線共通改札口」とすることで、改札を出ずに東西線と、半蔵門線、都営新宿線との乗り換えができるようにする。現行の地下3階の改札口4か所は撤去する。また、地下4階の半蔵門線、都営新宿線ホーム、地下3階のコンコース、地下2階の共通改札口と東西線ホーム(中野方面)とを結ぶ乗り換え用のエレベーターを3基新設する。工事は2017年10月に始め、共通改札口、新設のエレベーターともに、2020年3月末の供用開始をめざす。
このほか、天井パネルの改修、各種設備の更新などもあわせて実施。同工事の工期は、2025年3月末までを予定している。