日本信号は26日、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊線網向けATS(自動列車停止装置)を受注したと発表した。アルゼンチン国営鉄道管理公団と丸紅が締結したATSの納入契約に基づき、日本信号と丸紅との間で機器供給契約を締結した。
ブエノスアイレス近郊線網は8路線、総延長約700キロからなる鉄道網。日本信号は、これら8路線に設置する地上装置一式、および280編成分の車上装置を納入する。
日本信号は、1981年および2015年に、同近郊線網ロカ線向けとしてATSを納入しており、30年以上にわたり、ロカ線の安全運行に寄与してきた。同社は、「安全と信頼の技術で、アルゼンチン共和国の交通インフラ発展に貢献していく」としている。