京阪電気鉄道は25日(月)、中之島線開業に伴うダイヤの改正の詳細を発表した。
新しい種別として、「快速特急」「快速急行」「通勤快急」「深夜急行」「通勤準急」の5種類が登場。これまでの「特急」「急行」「準急」「区間急行」「普通」とあわせて、全部で10種類となる。このうち、普通以外の列車で中之島発着となるのは、快速急行、通勤快急、区間急行の3種別。そのほかの種別は基本的に、淀屋橋発着の列車となる(ただし、ラッシュ時の一部列車で、中之島着・淀屋橋着が相互に異なる列車がある)。なお「K特急」の種別は、快速特急の新設に伴い廃止される。
昼間時間帯の運転本数は、淀屋橋発が1時間あたり16本、中之島発着が1時間あたり8本(休日は6本)。淀屋橋発の内訳は、特急が6本(うち2本は枚方市まで)、準急が4本、普通が6本(うち2本は萱島まで)。中之島発の内訳は、快速急行が2本、区間急行が6本(うち2本は樟葉、4本が萱島まで。ただし休日の萱島までの列車は2本)。現在の淀屋橋発の列車は1時間あたり18本で、天満橋発の列車が同6本となっている。淀屋橋発の内訳は特急、急行または準急(枚方市まで)、普通の3種別がそれぞれ6本ずつ。天満橋発は区間急行(萱島まで)が6本という形態。
車両は、出町柳行きの特急については8000系に統一され、枚方市までの特急は通勤車両での運用となる。また、快速急行はすべて新型の3000系車両が使用される。
その他、交野線直通列車「おりひめ」と「ひこぼし」は中之島発着となるほか、交野線・宇治線の最終電車の発車時刻が繰り下がる。また、新ダイヤでは、どの駅でもほとんどの時間帯で約10分に1本以上の列車が来るようになる。
各駅の時刻・ダイヤは来月初旬より、公式Webサイトや駅配布の時刻表、冊子時刻表「京阪電鉄時刻表2008」にて公表される。
なお同日より、「五条」「四条」「丸太町」の駅名は、「清水五条」「祇園四条」「神宮丸太町」に改称される。