JR東日本秋田支社は10月31日、男鹿線男鹿駅の駅舎を建て替えると発表した。
新駅舎は、同社と男鹿市が共同で取り組む複合型の観光施設の整備にあわせて設置。同施設へのアクセスを考慮し、駅舎の位置を線路の終端側へ移したうえで、駅舎を新設する。ホームと駅コンコースとは、平面上で移動できるようにする。駅舎は、「寒風山を眺望できるパノラマビュー」をデザインコンセプトとし、展望台となる屋上テラスを設置。屋上では、再生材の使用、自然の光や風を採り入れるペントハウスの設置なども行う。また、男鹿線を「学習体験線区」と位置づけている一環として、同駅での省エネ対策を進める。駅周辺には「創エネ検討エリア」を設け、ソーラーパネルや小型風力発電機なども設置する。
男鹿駅の移設時期は、2018年7月の予定。交流蓄電池電車「ACCUM」の受電設備が見学できるスペースの整備も検討するとしている。