JR東日本大宮支社は16日、205系を改造した車両を日光線に投入すると発表した。
投入する車両は、日光線で運用中の205系1編成を改造するもので、「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンにあわせて導入する。車両の愛称は、「いろは」。日光の名所の一つ「いろは坂」と「物事のいろは」をかけたもので、ロゴマークも、「い」の字をモチーフとしたデザインを用いる。車両外観は、日光線のイメージにあわせ、レトロ調のカラーリングを使用。先頭部や側面にロゴマークを入れるほか、日光エリアの自然や観光資源などをテーマにしたイラストを車両側面に配する。
内装デザインは、木目調をベースに、座席はブラウンを基調とする配色を使用。吊り革は、木を使ったものを一部で採り入れる。乗降口は片側2扉とし、車内空間を広げ、車いすスペースも1両あたり2か所に設置。大型荷物置き場も設ける。ドア上には、案内表示器を新たに設け、外国語表記に対応させる。
「いろは」の運転開始日は、2018年4月1日(日)を予定。日光線の定期列車で主に運用する。