首都圏の鉄道事業者らが参画する、公共交通オープンデータ協議会は7日、データの活用アイデアなどを募集するコンテスト「東京公共交通オープンデータチャレンジ」の募集を開始した。
コンテストでは、対象となる交通事業者の情報データを応募者に提供し、データを活用したアイデアやアプリケーションを募集する。対象の事業者は、JR東日本、東京都交通局、関東の大手私鉄8社の鉄道事業者など。公開するデータは、列車・駅の時刻表、運行情報などで、JR東日本や東京メトロなどではリアルタイムの在線情報も提供する。
応募は、個人、グループ、法人を問わず誰でも可能。実際に稼働するアプリケーションのほか、対象データを活用したサービスの企画アイデアのみでも応募できる。応募期間は2017年12月7日(木)から2018年3月15日(木)まで 。期間中は無償でデータが提供されるほか、応募者の中から最優秀者に100万円が贈られる。
公共交通オープンデータ協議会は、今後さらなる交通データのオープン化を進めるとともに、優れたサービスの公開を開発者に促すことで、誰もがスムーズに乗りこなせる交通の実現を目指したいとしている。