JR貨物は14日、背高タイプのコンテナ「20形式」を、汎用コンテナに変更し、追加導入すると発表した。
20形式のコンテナは、両側開きの「20Dタイプ」と妻側開きの「20Gタイプ」の2種類。高さは、20Dタイプ、20Gタイプとも、外側が2600ミリで、現行の汎用コンテナ「19形式」と比べた高さは外側、内部ともに100ミリ高くなっており、「背高タイプ」として扱っている。同社では、床面の高さが1100ミリある貨車、コキ50000形式に対応する汎用コンテナとして、これまで19形式を使ってきたが、2018年3月17日のダイヤ改正をもって、コキ50000形の定期運用を終了し、床面の高さが1000ミリのコキ100形式に統一することから、より容量の大きい20形式を汎用コンテナに変更。コンテナ積載時の貨車の線路からの全高3600ミリの制限内に収め、輸送区間の制限をなくす。容積は、19Dの18.7立方メートルに対し、20Dが19.5立方メートルと広いため、物流効率がより高くなるとしている。
2018年度は、20Dを2650個、20Gを1300個新造。現行の19形式を順次置き換える。