鉄道コム

在来線列車見張員訓練用シミュレータを導入、JR東海

2018年3月7日(水)16時20分

訓練装置イメージ
訓練装置イメージ

JR東海は7日、在来線列車見張員訓練用シミュレータを導入すると発表した。

列車見張員は、昼間時間帯などに線路や架線などの検査・工事を行う際、作業員を線路外に待避させることを目的に配置している人員。同社では今回、実際の作業現場をイメージし、実技の訓練を行うことが可能なシミュレータを導入し、訓練を行うとした。

シミュレータは、訓練対象者の前後の大型モニターに、作業現場をイメージした動画を表示する。訓練対象者は、表示される動画に応じて、現場の作業状況や列車の接近をイメージしながら待避指示を出す仕組み。シミュレータにはセンサー付きカメラが設置されており、このセンサーにより列車見張員の動作をモニタリングする。これにより、合図の出し方や待避時の姿勢などを自動的に評価し、指導者用の画面卓に結果を表示することで、指導者が訓練対象者にフィードバックを行う。また、線路内への忘れ物や作業員のケガなど、トラブルを想定した訓練も行うことができる。

このシミュレータでの訓練対象者は、在来線の列車見張業務に従事する社員や協力会社の係員、あわせて約1200人。JR東海では、このシミュレータで列車見張員を訓練することで、線路内作業のさらなる安全性の向上を図るとしている。

2018年3月7日(水)16時20分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

京成の新型車「3200形」詳細

実は「ギリギリ」な設計だった? 京成電鉄の新型車両「3200形」を深掘りします。

画像

西武山口線に新型車

4両編成3本を2025年度~2027年度に順次導入し、8500系を代替。デザインは各編成別。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。