JR北海道は14日、千歳線新千歳空港駅をリニューアルすると発表した。
新千歳空港駅のリニューアルは、訪日外国人など利用者増加への対応策として行うもので、駅のレイアウトの見直しなどを実施する。外国人向けのインフォメーションデスク、みどりの窓口を移設し、スペースを拡大。窓口の数も最大7つにする。同カウンター周辺は、道産材をイメージした木目調のデザインにする。構内のデザインも一新し、北海道らしさを表現する。駅と空港ターミナルビルを結ぶ通路には、白樺をイメージした装飾を施すほか、壁面には北海道の観光地などをデザインしたイメージシートを掲示する。改札口は通路を2つ増やし、10通路に。改札付近のコンコースの柱や、通路の一部には大型ビジョンを設置し、北海道の風景などを表示する。季節に応じた映像表示もプロジェクタを使って実施。窓口、通路、コンコースなどの天井面に投影する。記念撮影スポットも現行のデザインを変更。駅名と北海道の地図を大きく表示したボードを新たに設ける。ボードには、各地の最低気温などを表示するディスプレイも併設する。
リニューアル工事は、2018年4月に開始。同9月ごろに窓口などの一部の供用を始め、同12月に全面的なリニューアル完成をめざす。