JR北海道は23日、石勝線の新夕張~夕張間(16.1キロ)について、鉄道事業の廃止日を2019年4月1日とすることで夕張市と合意したと発表した。
新夕張~夕張間の廃止は、2016年8月に同社から夕張市長に正式に申し入れていたもの。その後、廃止日について両者で協議を行い、このほど最終的な合意に至った。合意した廃止日は、2019年4月1日(月)。同区間の廃止は、JR北海道の路線では、2016年12月の留萌本線留萌~増毛間の廃止に次ぐものとなる。
同社は今回、鉄道廃止後の持続可能な交通体系の構築についての費用として、7億5000万円を拠出することも明らかにした。また、夕張市が南清水沢地区で整備を予定している拠点複合施設の建設にあたり、用地の一部を譲渡することも公表した。同施設は、路線バスが乗り入れるロータリーのほか、多目的ホール、待合交流スペースなどを配置。オープンは、2019年度を予定している。