京王電鉄は3月29日、通勤定期券「どっちーも」に、多摩版を追加して発売すると発表した。
どっちーもは現在、「新宿駅・渋谷駅のどちらでも乗り降りが可能な定期券」として発売されているもの。今回新たに、聖蹟桜ヶ丘駅・京王多摩センター駅または京王永山駅のどちらでも乗り降りが可能な多摩版を発売する。
多摩版の発売区間は、聖蹟桜ヶ丘・京王多摩センター・京王永山の各駅~調布以東の各駅間。聖蹟桜ヶ丘駅発着では京王多摩センター駅・京王永山駅で、京王多摩センター駅・京王永山駅発着では聖蹟桜ヶ丘駅で、それぞれ乗降が可能となる。調布~聖蹟桜ヶ丘駅・京王永山駅間の途中駅で乗降の場合は、調布駅からの運賃精算が別途必要となる。また、多摩版どっちーもと、新宿駅・渋谷駅で利用可能などっちーもの同時購入は不可としている。
多摩版の発売開始日は、6月1日。PASMO通勤定期券のみの発売で、発売額は1か月定期券が通常の定期券に加えて1000円など。また、多摩版の発売にあわせ、京王バスの金額式IC定期券「モットクパス」継続定期券を、駅自動券売機でも発売する。京王電鉄は、多摩版「どっちーも」の発売により、優等列車の乗車機会が増加するほか、ショッピングなどのライフスタイルに合わせたツールとしても活用できるとしている。