京成電鉄は5月8日、2018年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。3000形の増備などを盛り込んだほか、来年度以降に導入する「新形通勤型車両」について、設計に着手するとした。
設備投資計画において同社は、新形通勤型車両の設計に着手すると発表した。なお、2018年度分の導入車両は従来の3000形で、8両編成と6両編成を各2本、計28両新造する。このほか車両面において、AE形への車椅子スペースの増設、通勤型車両へのスタンションポールの増設、3000形と3700形の車内案内装置の更新を継続する。
施設・設備関連においては、日暮里駅上りホームと空港第2ビル駅へのホームドア設置、非常停止ボタンのC-ATS連動化、列車無線のデジタル化工事、京成上野駅リニューアルなどに取り組む。また、スマートフォンやPCで閲覧可能な、列車走行位置情報の配信も開始する。
この設備投資計画の総額は、昨年度比約32パーセント増の約201億円。京成電鉄では、今回の設備投資により、「より安全・快適にご利用いただけるよう、サービス向上に取り組む」としている。