鉄道コム

7700系が置き換え完了へ、東急が設備投資計画を発表

2018年5月12日(土)9時18分

東京急行電鉄は5月11日、2018年度の鉄軌道事業設備投資計画を発表した。田園都市線や池上線・東急多摩川線の車両を更新するほか、デジタルATCの整備を2022年の使用開始に向けて進めていくことなどを盛り込んだ。

東京急行電鉄は設備投資計画において、田園都市線向けの新型車両、2020系を6編成導入すると発表した。同形式の導入により、2022年までに旧型車両を置き換えるとしている。また、池上線・東急多摩川線においては、両線の最新形式である7000系を6編成導入し、旧型車両7700系の置き換えを完了する。

また東京急行電鉄は、2022年に東横線へデジタルATCを導入すると発表した。デジタルATCは、現行のATC制限速度情報に加えて、きめ細かな列車間隔の制御が可能。ラッシュ時間帯の列車運転間隔の短縮などによる遅延回復や、定時運行の実現に寄与するとしている。

このほか、設備関連においては、田園都市線での緊急安全総点検の結果を踏まえ、点検強化などによる未然防止や老朽化対策・健全性向上に取り組むほか、2019年度の整備完了に向けたホームドアの設置、3D式踏切障害物検知装置の設置を、サービス面においては、駅のリニューアルや利便性向上、情報発信の強化、大井町線での有料座席指定サービスに取り組む。

この設備投資計画の総額は、約597億円。東京急行電鉄では、「安全・安心・快適のたゆまぬ追求に着実に取り組む」としている。

2018年5月12日(土)9時18分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

登場時デザイン撮影会で

京急600形30周年にあわせた撮影会が12月に開催。600形デビュー時デザインが撮影会限定で復活。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。