JR西日本は23日、117系改造車両による「新たな長距離列車」の車内デザインを発表した。
新たな長距離列車は、既存の117系6両を改造して導入。各車両で異なる座席を配置し、同列車の3つのキーワード、多様性、カジュアル、くつろぎを形にする。車両の設定は、6号車がグリーン個室、5号車と3号車が普通車、2号車が女性専用の普通車、4号車がフリースペース、1号車がグリーン車。6号車には、個室を5室設け、うち1室は1人用にする。5号車には、寝台車両「サンライズエクスプレス」の「ノビノビ座席」と同様のフルフラットシートを設置。同シートは、2号車の一部にも設ける。2号車は、2列シートを2つ並べた座席も配備する。3号車は、コンパートメントと、2列シートを2つ並べた座席を設置。1号車は、1列シートを2つ並べた座席タイプにする。4号車のフリースペースには、テーブルや着席スペースのほか、グループで利用可能なボックス席を設ける。全車指定席で、座席定員は90人程度。
同列車の運転開始時期は、2020年春。京阪神地区と山陽・山陰の両エリアなどを結ぶ臨時列車として運転する。外観デザイン、車両名などの詳細は、決まり次第発表するとしている。