鉄道コム

南海、高野山ケーブルカー新型車両のデザインを発表

2018年6月6日(水)18時28分

高野山ケーブルカー新型車両(イメージ)
高野山ケーブルカー新型車両(イメージ)

南海電気鉄道は6日、高野山ケーブルカーで導入する新型車両のデザインを発表した。同ケーブルカーへの新型車両導入は54年ぶりとなる。

車体デザインは、欧州風の流線型車体に高野山・壇上伽藍の根本大塔をイメージした朱色を採用。国際色豊かな高野山のイメージと繋がる和洋折衷のものとする。また、大型窓ガラスの採用による眺望性向上を図る。このほか、1号車には寺社仏閣や特急「こうや」をイメージした白のラインを、2号車には高野山景色の緑に溶け込むオレンジのラインを施す。

車内では、内装全体に木目調の装飾を施すほか、座席には木材を使用する。また、照明には調光式LEDを用いた間接照明を採用する。これにより、和を基調とした自然と調和する内装で、癒やしの空間を演出する。このほか、床面への滑りにくい材質の採用、段差部への足元灯設置による安全性の向上、車いすを想定した扉の拡幅やスペース設置によるバリアフリー性の考慮なども図る。

新型車両の導入にあわせ、高野山ケーブルカーは巻き上げ機などの工事を実施する。工事期間は11月26日~2019年2月下旬で、同期間はバス代行輸送を実施する。

2018年6月6日(水)18時28分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。