沖縄都市モノレールは22日、中国の電子決済サービス「Alipay」(アリペイ)を、鉄道の改札機で直接利用できるサービスの実証実験を、ゆいレールで開始した。
実証実験では、Alipayユーザーがゆいレールに乗車する際、アプリ画面に表示されるQRコードを自動改札機にかざすことで、駅の券売機で乗車券を購入することなく自動改札を通過できる。沖縄都市モノレールでは、同社以外が発行するQRコードを使用した乗車サービスの提供は、今回が初めてだという。
観光局の調査によると、「訪日外国人の旅行中に困ったこと」として、「交通」が第2位に挙げられている。同社と実証実験のシステム開発などに携わった5社は、ゆいレールにおけるAlipay高速決済の実証実験を通じ、改札機で直接Alipayを使用できる体制を整えることで、訪日中国人旅行者の交通利便性の向上を目指す。また、今後もサービスを拡充し、訪日外国人旅行者の課題解決に貢献したいとしている。