JR東日本と川崎市は17日、武蔵小杉駅や駅周辺の混雑緩和に向けた取り組みを進めるため、両者で覚書を締結したと発表した。覚書には、横須賀線下りホームの新設、新規改札口の設置が盛り込まれた。
横須賀線ホームについては、現在の横須賀線ホームの東側に、新たに下りホームを新設。現ホームは上り専用とし、横須賀線ホームを2面2線化する。ホーム新設にかかる事業費は、JR東日本が負担する。
新規改札口は、横須賀線側施設の東京寄りに設置。駅構内と同駅周辺の歩行者を分散することによる混雑緩和や、南武線北側からのアクセス性の向上を図る。改札口の設置にかかる事業費は、川崎市が負担する。
横須賀線ホームの2面2線化は、2023年度の供用開始を目指す。また、新規改札口は、ホーム新設後の供用開始とする。JR東日本と川崎市は、抜本的な混雑緩和対策として取り組みを進め、より一層の安全性・利便性向上を図るとしている。