北大阪急行電鉄と箕面市は24日、北大阪急行線の延伸区間に設ける2つの新駅の名称を決定したと発表した。名称は、「箕面船場阪大前」、「箕面萱野」。
2つの新駅は、同線の千里中央駅から国道423号沿いを北上する形で整備される北大阪急行線の延伸区間に設けられるもの。駅名は、これまで仮称としていた「箕面船場」を「箕面船場阪大前」(みのおせんばはんだいまえ)に、同「新箕面」を「箕面萱野」(みのおかやの)にそれぞれ決定した。箕面船場阪大前駅の所在地は、箕面市船場東3丁目付近。地名としての船場に加え、将来的に大阪大学箕面キャンパスが同駅付近に移転することを受け、地名と大学略称などを組み合わせた名称とした。延伸区間の終点となる箕面萱野駅の所在地は、箕面市西宿1丁目付近。同駅周辺が1948年まで萱野村だったことや、地域の名称として萱野が定着していることなどから、市名との組み合わせにより同駅名とした。
両駅の名称は、2017年12月から2018年1月にかけて、箕面市が公募。同公募結果をふまえ、2018年6月に「北大阪急行線延伸線駅名検討会議」が今回の駅名候補案を決定した。箕面市が両案を北大阪急行電鉄に対して提案した後、同社が最終案として、国と大阪府に手続きを実施。今回の正式決定となった。両駅と延伸区間の開業目標は、2020年度。