JR東日本横浜支社と川崎市は7月31日、南武線の稲田堤駅を橋上駅舎化し、自由通路を新設する協定を締結したと発表した。
稲田堤駅の橋上駅舎化と自由通路の整備は、川崎市が2009年度に策定した「南武線駅アクセス向上方策案」に基づく取り組みによるもの。鉄道による地域分断の改善と、踏切を横断する駅利用者の安全性の確保、および駅へのアクセス性の向上を目的とする。
協定の締結期間は、2018年7月31日から2024年3月31日まで。この間に工事を進め、現在は上りホーム立川駅寄りに設置されている駅舎を、橋上駅舎に移転する。駅舎に併設する自由通路は、延長71メートル、幅5メートル。エレベーター2基とエスカレーター4基を設置する。工事費用の総額は約32億9000万円で、うちJR東日本が約2500万円、残りを川崎市が負担する。