JR貨物とJR西日本は3日、「平成30年7月豪雨」の影響で不通となっている山陽本線の代替として、山陰本線経由での貨物列車迂回運転の検討を進めていると発表した。
両社が検討を進めているのは、伯備線、山陰本線、山口線を経由するルート。今後、迂回列車に乗務するJR貨物の運転士への教育、貨物列車が安全に走行するための設備確認、運行する貨物列車などのダイヤの調整を進める。
2018年7月の豪雨では、山陽本線は笠岡~海田市間、岩国~徳山間が土砂崩落や洪水などの影響により長期不通となった。8月現在でも、山陽本線の貨物列車は東福山~新南陽間で運休が続いている。
JR貨物とJR西日本は、ダイヤ調整などの取り組みが完了次第、速やかに迂回列車の運転を開始するとしており、具体的な日程は決まり次第発表する。