小田急箱根グループは1日、箱根エリアでの大型投資の一環として、箱根登山鉄道の鉄道線4駅の駅舎を改築すると発表した。
箱根登山鉄道の鉄道線4駅の改築は、老朽化への対応と耐震強化が目的。約3億9000万円をかけて改築する。対象は、箱根板橋駅、入生田駅、大平台駅、小涌谷駅。箱根板橋駅と入生田駅は、2018年8月にリニューアル駅舎の使用を始める。大平台駅と小涌谷駅は、2018年度から2019年度にかけて施工する予定。待合スペースの拡充などを行うほか、箱根板橋駅、大平台駅、小涌谷駅については、多目的トイレを新設する。
箱根登山鉄道ではこのほか、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの早雲山駅のリニューアルも実施。ケーブルカー駅舎を建て替え、ロープウェイ駅舎と一体化させるほか、エスカレーターの新設などを行う。テラスには、足湯を設ける。工費は約24億1000万円。新駅舎の営業開始時期は、2020年春を予定している。