鉄道コム

横須賀・総武快速線用車両にE235系を導入、JR東

2018年9月4日(火)16時33分

横須賀・総武快速線用E235系(イメージ)
横須賀・総武快速線用E235系(イメージ)

JR東日本は4日、横須賀・総武快速線用の新型車両として、E235系を導入すると発表した。2020年度から順次落成する予定。

横須賀・総武快速線向けに導入するE235系は、11両編成51本と4両編成46本。計745両を新造する。先頭部の形状は、山手線のE235系と同様に正方形に近い形とし、先頭部の縁取りと下部は横須賀・総武快速線のカラーリング(紺色)を用いる。設備面では、同社では初となる非常走行用電源装置を搭載。故障の事前検知が可能な車両等の状態監視機能を設置するほか、主な機器の二重系化も行う。車内では、各車両に客室内防犯カメラを配備。普通車では、フリースペース、空気清浄機、大型ディスプレイを設けるほか、山手線E235系と同じく荷棚の上部などにデジタルサイネージを設置する。普通車の座席はすべてロングシートとし、一人あたりの座幅は現行のE217系に比べ1センチ広げる。グリーン車では、同社の普通列車グリーン車車両では初となる各座席へのコンセント設置を行うほか、無料公衆無線LANサービスを配備。液晶ディスプレイの案内画面も設ける。停電などの異常発生時には、客室内にあるすべてのディスプレイを切り替え、自列車に関する情報提供を行う機能も搭載する。

このほか、山手線E235系と同様に、次世代パワー半導体である炭化ケイ素(SiC)の主制御器への採用、潤滑や冷却で使用する油を不要とした電動空気圧縮機の使用、列車情報管理装置「INTEROS」の導入なども行う。

落成時期は、2020年度以降。順次落成し、横須賀線、総武快速線のほか、外房線(千葉~上総一ノ宮間)、内房線(蘇我~君津間)、総武本線(千葉~成東間)、成田線(佐倉~香取間、成田~成田空港間)、鹿島線に投入するとしている。

2018年9月4日(火)16時33分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。