JR東日本新潟支社は16日、新潟・庄内エリア向けの観光列車を新造すると発表した。車両愛称は「海里」(KAIRI)。
新造する観光列車は、ディーゼルハイブリッド車両HB-E300系4両からなる1編成。新潟県や庄内地方における豊かな海や里をモチーフに、愛称を「海里」(KAIRI)とした。車両外観は、沿線風景の象徴でもある「夕日」と「新雪」を融合させたデザインとし、編成を通してグラデーションで表現。車内の仕様は、各車両で異なるものとし、1号車は2人がけのリクライニングシート、2号車は4人がけのコンパートメントシート、3号車は売店・イベントスペース、4号車はダイニング席をそれぞれメインにする。列車のコンセプトは、「新潟の食」、「庄内の食」、「日本海の景観」。車内で提供する食事は、同エリアの食の魅力を感じさせるものにするほか、イベントスペースでは、食と景観をテーマにした演出を行う。座席定員は86人。
「海里」の導入時期は、「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」にあわせ、2019年10月を予定。新潟~酒田間で運転する。