山陽電気鉄道は24日、5000系車両6両をリニューアルしたと発表した。
リニューアルを実施した5000系は、5702編成(6両編成)。製造開始から30年以上が経ったため、主要機器や車内設備などを刷新した。機器の更新では、次世代半導体の炭化ケイ素(SiC)素子を使ったVVVFインバータ制御装置の採用などを実施。車内設備では、車いす・ベビーカースペースを1編成2か所から各車両(全6か所)に拡充したほか、LCD車内案内表示器の設置、出入口への誘導鈴とドア開閉予告灯の配備などを行った。座席シートには、兵庫県の県花「のじぎく」の模様を使用。外観デザインでは、車両先頭部の赤帯を従来よりも強調したデザインにしたほか、側面の赤色ラインを追加。出入口の横には、新しいグラデーションデザインを施した。
2018年度の5000系車両のリニューアルは、同編成1本。今回のリニューアルにより、5000系のバリアフリー対応、省エネルギーなどを図ったとしている。