JR西日本は13日、おおさか東線全線開業時における運行概要などを発表した。
おおさか東線は、新大阪駅と久宝寺駅を結ぶ路線。2008年に放出~久宝寺間が部分開業しており、残る新大阪~放出間の工事が進められていた。
全線開業時には、201系を使用する普通列車を、新大阪~久宝寺間で運転。運転本数は、早朝・深夜を除き、1時間あたり上下各4本とする。このほか、207系・321系を使用し、大和路線から直通する直通快速を、新大阪~奈良間で土休日とも1日に上下各4本運転する。2018年現在のダイヤで設定されているJR東西線直通の直通快速は、運転を取り止める。また、直通快速の停車駅に高井田中央駅とJR河内永和駅を追加する。所要時間は、普通列車の新大阪~久宝寺間が約35分、直通快速の新大阪~奈良間が約60分。
JR西日本はあわせて、全線開業時の運賃なども発表した。おおさか東線には、全線で電車特定区間を適用。各駅からの初乗り運賃は大人120円となるほか、新大阪~放出間で大人220円、新大阪~久宝寺間で大人390円、新大阪~奈良間で大人920円などとなる。
おおさか東線の全線開業予定は、2019年春。JR西日本は、おおさか東線の全線開業と直通快速の停車駅拡大により、大阪東部地域・奈良方面から、新大阪駅および大阪都心部への鉄道の利便性を高めるとしている。