鉄道建設・運輸施設整備支援機構は9日、北海道新幹線札幌駅のホーム設置位置を、当初計画から変更すると発表した。
変更後の計画では、新幹線ホームは現駅の東側に設置。乗車用ホームと降車用ホームの対向式2面2線とし、乗降客の動線を分離する。出入口は、新幹線ホーム西端に新設するほか、在来線各ホームと新幹線ホームを結ぶこ線橋も建設する。在来線ホームは、10番線横に1面1線のホームを新設する当初計画は変わらないが、新幹線用地への転用は現在の1番線のみで可能となるため、現在と同等の容量を確保できる。
札幌駅の北海道新幹線ホームは、当初計画では在来線ホームに隣接する位置に設置する予定だった。この案では、在来線ホーム1面2線を新幹線ホームに転用する予定となっており、JR北海道が別案を提言。鉄道建設・運輸施設整備支援機構や北海道、国土交通省などと議論を続け、3月に新幹線ホームを東側に設置する「東案(その2)」を採択していた。
北海道新幹線の札幌延伸は、2030年度を予定している。