鉄道コム

「ひだ」「南紀」用ハイブリッド特急車のデザインを公開、JR東海

2018年12月12日(水)17時44分

ハイブリッド特急車両(イメージ)
ハイブリッド特急車両(イメージ)

JR東海は12日、新型ハイブリッド特急車両のデザインなどを発表した。

新型特急車両は、特急「ひだ」「南紀」で運用中のキハ85系を更新する車両。エンジンで発電した電力と蓄電池に貯めた電力を使用し、モーターを回して走行するハイブリッド方式を採用する。

車両デザインは、飛騨・南紀地区をイメージした「和」がコンセプト。外観は「漆器の持つまろやかさや艶のある質感」をイメージし、曲線形状を盛り込むことにより、和や躍動感を表す。内装は、グリーン車は「落ち着いた上質感」、普通車は「明るいワクワク感」がテーマ。木目調の内装材を使用することで、木のぬくもりを演出する。

同社はデザインとあわせて、新型特急車両に導入する新技術についても発表した。車両の台車枠は、一体成型により溶接箇所を削減し、313系用の台車と比較して重要溶接部を約6割削減したものとする。台車には、振動状態を常時監視する装置を設置。異常発生時に迅速に検知できるようにする。また、車両・地上間のデータ通信システムを搭載。車両状態をリアルタイムに送信することでメンテナンスに活用するほか、輸送障害発生時には運行情報を車内案内表示器にて案内可能とする。

新型特急車両は、2019年末に走行試験を開始する予定。JR東海は、試作車を用いて約1年間試験を実施し、2022年度を目標に量産車を投入するとしている。

2018年12月12日(水)17時54分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。