JR貨物は18日、北陸線敦賀~敦賀港間、通称「敦賀港線」を廃止すると発表した。
敦賀港線は、敦賀駅と敦賀港駅を結ぶ、JR貨物が第1種鉄道事業者となる約2.7キロの貨物線。同線は2009年以降、発送量の大幅減少により、「敦賀港オフレールステーション(現在は敦賀港新営業所)」を設置し、列車の代替としてトラック便によりコンテナ輸送を取り扱っていた。トラック移管後も輸送量拡大に至らず、2016年には敦賀港線の営業を休止した。今回、需要が引き続き見込めないほか、関係自治体との協議も終了したことを踏まえ、敦賀港線の廃止を国土交通省に届け出た。
敦賀港線の廃止は、2019年4月1日付。JR貨物は、敦賀港新営業所でのコンテナ貨物取り扱いについては、引き続きトラックを使用し実施するとしている。