横浜高速鉄道は、みなとみらい線内に車両留置場を建設する計画を進めている。
車両留置場は、元町・中華街駅の線路終端部より先、港の見える丘公園直下に建設する。総延長は約580メートルで、全区間が地下となる。うち約270メートルが車両留置部となり、二連トンネルを用いて10両編成4本の留置能力を確保する。
同社は現在、相互直通先事業者の車両基地を一部借地し、みなとみらい線の車両を留置しているが、この借地契約が期限を迎えるにあたり、車両留置場を建設する必要が生じたという。
車両留置場計画は、2017年より測量作業を開始している。今後、地権者への説明会や権利関係の手続きを経て、早ければ2019年度の着工を目指す。横浜高速鉄道は、車両留置場を引き上げ線としても活用することにより、定時運行の確保やダイヤ乱れ時の早期回復などに貢献できるとしている。