長崎電気軌道は25日、軌道事業の上限運賃の変更について、国土交通省九州運輸局に認可申請した。
認可申請した上限運賃の変更は、同社の軌道事業全路線が対象。1994年度以降、輸送人員が減少する中で、安全性向上、サービス改善などを目的としたもので、2018年12月25日(水)付で、国土交通省九州運輸局に申請した。大人普通運賃を120円に値上げした2009年以来の実質的な変更で、今回の申請で大人、小児とも10円値上げする。上限運賃は、全線一律で大人130円、小児70円。1か月の定期運賃は、通勤用で現行4830円から5230円などとする。
運賃変更の実施日は、2019年4月1日(月)を予定。同社では引き続き、ICカード乗車券「nimoca」の導入をはじめとする利用者サービスの向上などに努めるとしている。