東武鉄道は17日、東上線に新種別「川越特急」を設定すると発表した。
川越特急は、50090系を使用して運転する。同型式は、座席をロングシートとクロスシートの両モードに変換できる車両だが、川越特急ではクロスシートに設定して運転する。停車駅は、池袋、朝霞台、川越、川越市、坂戸と、東松山~小川町間の各駅。平日は下り2本、上り3本、土休日は下り2本・上り4本を運転する。特別料金は不要で、乗車券類のみで利用できる。自動放送で川越観光に関する案内を実施するほか、一部の川越特急には観光案内などを行うコンシェルジュが乗車する。
東上線では、1949年から1967年にかけて、池袋~寄居間で行楽列車「フライング東上」が運転されていた。また、1971年から2008年までは、東上線の最優等種別として「特急」が設定されていた。今回の川越特急の運転開始により、約11年ぶりに特急種別が東上線で復活することとなる。
川越特急は、2019年3月16日のダイヤ改正にあわせて運転を開始する。東武鉄道では川越特急の運転開始に先立ち、川越PRラッピング車両「池袋・川越アートトレイン」を、2月12日より運転する。