東京都交通局は23日、恩賜上野動物園で運行するモノレールを休止すると発表した。
上野動物園のモノレールは、1957年に開業した路線で、園内の東園と西園を結んでいる。東京都によると、4代目となる現行車両は、2001年度の営業運転開始より約17年が経過し、経年劣化が進んでいるという。車両の更新については、同線の車両は国内唯一の特殊な車両のために製造に3年程度かかること、また電気設備についても大規模な更新が必要であることが課題となるという。動物園全体としての魅力向上にむけた検討も考慮する必要があるため、モノレールを休止することとなった。
上野動物園モノレールの休止日は、2019年11月1日から。モノレールの休止中には、東園と西園を往復する車両(電気自動車など)を無料運行する。東京都は、今後の車両更新またはそれに替わる方策について、都民などの意見を基に検討を進めるとしている。