京浜急行電鉄は25日、新逗子駅など4駅の駅名を変更すると発表した。
駅名変更は、創立120周年記念事業の一環として、沿線地域の活性化を目的に実施するもの。沿線の小中学生を対象に実施した「わがまち駅名募集」を参考に決定した。変更対象は、産業道路、花月園前、仲木戸、新逗子の4駅。
産業道路駅は、「大師橋」(だいしばし)駅に変更。同駅の地下化を機に、地元シンボルのひとつでもある大師橋の名を採用する。
花月園前駅は、「花月総持寺」(かげつそうじじ)駅とする。かつて東洋一の遊園地だった花月園は、現在は閉場後の同地で新たな街づくりが計画されている。その一環として、全国に知られる「總(総)持寺」を、駅名に採用する。
仲木戸駅は、「京急東神奈川」(けいきゅうひがしかながわ)駅へ改称する。JR線の東神奈川駅に隣接していながら乗換駅として認知されていないことを鑑み、「京急」を冠して利便性をアピールする。
新逗子駅は、「逗子・葉山」(ずし・はやま)駅に変更する。ブランド力のある逗子と葉山を合わせた駅名とし、三浦半島のさらなるイメージ向上を図る。羽田空港発のエアポート急行の終点であり、行先として駅名が表示されることもあり、多くの利用者に葉山へのアクセスポイントであることの認知を目指す。
このほか、駅名変更を実施しない駅において、鮫洲駅や汐入駅などの6駅については、誘客促進につながるとして副駅名標を導入。駅看板の駅名下に表記する。
駅名変更は、2020年3月に実施する。