鉄道コム

三田線を8両化など、東京都が経営計画2019を公開

2019年1月26日(土)15時28分

浅草線新型車両5500形
浅草線新型車両5500形

東京都交通局は25日、「東京都交通局経営計画2019」を発表した。

同経営計画では、輸送力の増強とダイヤの見直しなどの観点から、新たな車両増備が盛り込まれた。新宿線では、2021年度に4編成を新規に導入。車両更新にあわせ、2022年度までに全編成を10両化する。三田線では、2022年度から一部の編成を6両から8両に増強するほか、2021年度に新車両を9編成導入する。大江戸線では、2019年度から2021年度にかけて各年度に4編成ずつを導入し、「人にやさしい車両」への更新を進める。浅草線では、5500形の投入を継続し、2021年度には全27編成の更新を完了する。日暮里・舎人ライナーでは、混雑緩和のために2019年度に2編成を増備するほか、2022年度から全席ロングシートとした車両へ順次更新することとし、準備を進める。

このほか、駅リニューアルなどの取り組みについても同経営計画で触れている。浅草線では開業60周年を迎えるにあたり、各駅のリニューアルを2019年度以降に順次進める。また、2020年度には新橋~泉岳寺間の4駅にホームドアを先行設置し、2023年度までに東京都管理駅の全駅で整備を完了する。新宿線では、現在進めているホームドア設置を継続し、2019年秋までに全21駅への整備を完了する。また、九段下駅では東京メトロと連携し、東西線・半蔵門線との3線共通改札口の設置や、乗換エレベーターの整備に取り組む。

バス部門では、2018年12月に運行を開始したフルフラットバスの検証・改良を進め、導入を拡大する。また、燃料電池バスを2020年東京オリンピック・パラリンピック開催時には最大70台を、2021年度には最大80台を導入する。このほか、臨海地域の需要増加に対応し、2019年度には有明地区に営業所を新設する。

経営計画が盛り込む期間は、2019年度から2021年度の3か年。東京都交通局は、信頼され支持される都営交通の実現に向け、同局一丸となって取り組むとしている。

2019年1月26日(土)15時28分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。