阿佐海岸鉄道は28日、阿佐東線に導入を予定するデュアル・モード・ビークル(DMV)3両について、愛称とデザインを発表した。
1両目のDMV-1号は、青を基調とした「未来への波乗り」。阿佐東地域で盛んなサーフィンなどをデザインする。2両目のDMV-2号は「すだちの風」。緑をベースに、徳島県の名産である「すだち」などを描く。3両目のDMV-3号は「阿佐海岸維新」。赤地の車体に、高知県出身の坂本龍馬や、南国土佐の太陽を表現する。
デザインと愛称は、2018年4月から5月にかけて一般公募したもの。選考にあたっては、各車両に「阿佐東地域」「徳島県」「高知県」の特色がバランス良く盛り込まれていることを評価した。また、車体の3色については、現在運行中のASA-100系に使用されている色を取り入れた。
DMV車両は、2018年度内に1両が完成の予定。阿佐海岸鉄道や徳島県は、設備の改修などを進めた後、2020年度の運行開始を目指すとしている。