JR四国は5日、土讃線で新たな「ものがたり列車」を運行すると発表した。列車名は、「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」。
ものがたり列車は、JR四国による観光列車。2014年に運行を開始した「伊予灘ものがたり」、2017年にデビューした「四国まんなか千年ものがたり」の2列車を運転しており、志国土佐 時代の夜明けのものがたりは、ものがたり列車シリーズの3列車目として土讃線高知~窪川間で運行する。
列車のコンセプトは、「志をつなぐ、未来への ものがたり ”ミライ夢ミシ水平ノカナタヘ”」。時代を変えた土佐の偉人や、それらを育んだ自然と風土、偉人を支え活躍した女性と土佐流のおもてなしを意識した。キハ185系2両を改造する車両は、「文明開化ロマンティシズム」をコンセプトに、龍馬が蒸気船にみたまだ見ぬ世界への憧憬として、空想ファンタジーデザインとする。
志国土佐 時代の夜明けのものがたりは、2020年春に運行開始を予定する。定員は50人程度で、土休日を中心に1日1往復運転する。