JR北海道、JR東日本、東京急行電鉄、JR貨物は12日、北海道内にて「THE ROYAL EXPRESS」と「びゅうコースター風っこ」を使用した観光列車を運転すると発表した。
今回発表の観光列車の運行は、北海道の観光振興と地域活性化を目的としたもの。JR北海道の路線において、JR東日本と東急が運行する観光列車を走らせるほか、JR貨物が両車両を運搬する、4社共同プロジェクトとなる。
びゅうコースター風っこは、2019年に宗谷本線にて「風っこ そうや号」として運転する。運転日は7月27日から9月8日までの一部の土曜と休日、計15日。稚内~音威子府間の往復、または旭川~音威子府間の往復で運転する。編成は、JR北海道の観光車両「北海道の恵み」シリーズが風っこ編成を挟む形で、4両の構成とする。
THE ROYAL EXPRESSは、2020年に札幌~道東エリア間で運転する。運転時期は5月から8月の間の約1か月で、運転日は週4日程度。THE ROYAL EXPRESSの車両のほか、けん引用のディーゼル機関車、電源車を連結して運転する。詳細な編成については、今後検討を進める。
乗車形態については、風っこ そうや号はJR北海道が、THE ROYAL EXPRESSは東急が、それぞれ旅行商品として発売する。発売予定時期は、風っこ そうや号が2019年春、THE ROYAL EXPRESSが同年冬としている。