JR北海道は14日、キハ40形を改造した観光車両2両を投入すると発表した。
同社が新たに投入する観光車両は、キハ40形2両を改造するもので、愛称は「山紫水明」(さんしすいめい)シリーズ。外観は各車両で異なるデザインとし、深みのある紫色を基調とした車両を「紫水」(しすい)号、深い緑色基調の車両を「山明」(さんめい)号とそれぞれ車両名称を設ける。デザインのモチーフには、海、雪の結晶、星の要素を紫水号に、山々、樹木、畑の要素を山明号に採り入れる。内装は、キハ40「北海道の恵み」シリーズを継承し、木目調のデザインを使用。木製のテーブルも設ける。改造費は、1両あたり約1000万円。
山紫水明シリーズの運転開始時期は、2019年9月ごろを予定。定期列車のほか、観光列車やイベント列車としても運用する。