相模鉄道は26日、建設中の神奈川東部方面線のうち、西谷~羽沢横浜国大間の旅客運賃設定について、国土交通省に認可申請した。
認可申請した運賃は、神奈川東部方面線の同社区間「相鉄新横浜線」のうち、西谷~羽沢横浜国大間と、同区間と他の区間をまたがって乗車する場合に適用される加算運賃。加算運賃は、基本運賃に加えて設定するもので、その上限運賃を今回申請した。普通旅客運賃での加算運賃は30円。同運賃の適用により、ICカード利用時の大人普通運賃は、相鉄線横浜~羽沢横浜国大間が225円、湘南台~羽沢横浜国大間が358円などとする。
また、西谷~羽沢横浜国大間の開業にあわせ、大崎・新宿方面への直通運転を行うJR東日本では、同社の直通線区間の運賃設定について、26日に発表。運賃計算上の分岐駅を鶴見駅とし、電車特定区間の運賃を適用するほか、鶴見~羽沢横浜国大間を東京近郊区間に加えること、羽沢横浜国大駅を特定都区市内制度の「横浜市内」の駅とすることなどを明らかにした。ICカード利用時の大人普通運賃は、新宿・渋谷・東京~羽沢横浜国大間が550円、武蔵小杉~羽沢横浜国大間が302円など。相鉄線の各駅まで乗車する場合は、相鉄線の運賃を合わせた額となり、新宿・渋谷・東京~二俣川間が754円、新宿・渋谷・東京~湘南台間が908円などとなる。
西谷~羽沢横浜国大間の開業と、JR・相鉄線の直通運転開始は、2019年度下期の予定。同時期までに消費税率が引き上げられた場合、増税分を加えた運賃改定の変更認可申請を行うとしている。